アムラはインド原産の木本植物(トウダイグサ科)です。

学名:Phyllanthus emblica(emblica officinalis)
日本語:アムラ(Amla)、インドスグリ
英語:インディアングーズベリー(Indian gooseberry)
サンスクリット語:アムラキ(Amlaki)

標高1500m以上の山の斜面に生育し、インド、中国南部、東南アジア、台湾などに広がっています。日本でも極一部の地域で栽培されています。
生長すると高さ10mを超える木となります。近年では果実を収穫しやすくするため、接木や剪定を行い背の低い栽培種が増えています。
4~5年以上生長した成木では、一年に一回、枝に黄緑色の実を数珠成りに付けます。実の中心に固い種があります。色や風味は異なりますが、形は梅の実に似ています。果肉は、そのまま食べると強い酸味と渋味を持っています。

インドでは収穫した実を青果として販売したり、塩漬け、砂糖漬け、ジャムなどに加工し保存されます。また、古来よりインドの伝承医学であるアーユルヴェーダにおいて、薬として活用されています。果実以外にも、葉、枝、幹、根などすべてが薬用として利用されています。

amla Optimized-DSC00336

amla Optimized-DSC00339